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 パソコン用周辺装置インタフェースである IEEE1394 の開発者向け会議「1394Developer's Conference」(主催は1394Trade Association)が1997年7月28日から米国カ リフォルニア州サンノゼ市で開催された。 出席した技術者の数は650人と,主催者の 予想を大幅に上回った。

 米Intel Corp.は,IEEE1394の採用計画を公の場で初めて明らかにした。1997年第4四半期に, IEEE1394 のインタフェース回路(物理層回路およびリンク層回路)を内蔵した周辺チップ・セット(いわゆるコア・ロジックLSI)のサンプル出荷を始める。

 データ転送速度は400Mビット/秒に対応するもよう。複数のパソコン・メーカがこのコア・ロジックLSIを使ったパソコンを1998年前半にも出荷する計画という。すなわちIEEE1394を標準装備したパソコンが1998年に製品化されるわけだ。

 Intel社がこれまで一部のパソコン・メーカや周辺機器メーカに示していた将来計画では,1999年に IEEE1394 のインタフェース回路をコア・ロジックLSIに組み込むはずだった。IEEE1394の普及に弾みがつき始めた現状を見て,採用計画を早めたものと思われる。他のコア・ロジックLSIメーカが相次いでIEEE1394を発表したこともIntel社を刺激した要因の一つであろう。

 同社は1999年にはさらにデータ転送速度を高める。800Mビット/秒または1.6Gビッ ト/秒の速度に対応させる。既存のIEEE1394の仕様では400Mビット/秒までしか規定していない。800Mビット/秒以上の速度については,IEEE1394.b委員会で仕様を検討中である。Intel社は,「IEEE1394.b委員会で定めた仕様に準拠する回路をコア・ロジックLSIに組み込む」(同社Platform Components Division,Strategic Marketing&Architecture,Senior Staff EngineerのGene Matter氏)としている。