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 ソニーが,自動車用ナビゲーション装置(カーナビ)やカー・オーディオ製品といったカー・エンタテインメント事業に本腰を入れて取り組む。同社は従来からこの分野に参入していたが,低迷している。「これから本気で,この分野でもう一度リーダシップを取る」(ソニー モービルエレクトロニクスカンパニープレジデントの中川裕氏)ための第一弾として,厚さが35mmと世界最小のDVD内蔵自動車用ナビゲーション装置(カーナビ)と,ミニディスク(MD)録音機能を初めて備えたカー・オーディオを開発,1999年6月~7月にソニーマーケティングが順次発売する。
 
 DVD内蔵カーナビは,外形寸法が幅177mm×高さ35mm×奥行き183mm。マジック・テープを用いて座席下の床に固定し,ジョグダイヤル付きリモコンで操作する。これに対して,現行のDVD内蔵カーナビは,運転席前方のコンソールに搭載されている。ただし,カーナビはCDプレーヤのようにディスクを頻繁に入れ替えることはないため,なにも現行位置に搭載しておく必要はない。「車内という狭い空間でコンソールをより有効に使うには,カーナビはデッド・スペースとなっている助手席の下に置くのがベター」(ソニー)と考えた。だが,従来のカーナビは高さが高く,座席下に入れるのは困難だった。今回ソニーは,カーナビのメカデッキ部分を新たに設計し直し,携帯電話機で培った技術を用いることで小型,薄型化を実現できた。たとえば薄くするために,6層のプリント配線基板などを採用している。このほか,テレビチューナ内蔵でパネル部が26.6mmと薄いモニタも同時に開発した。価格はカーナビ単体が17万8000円,7インチ型モニタが11万5000円,5.8インチ型モニタが8万4000円。
  
 MD録音機能を備えたカー・オーディオは,車内でCDやFM/AMラジオからMDへの録音,編集ができる。「車内でCDやラジオなどを聞きながらMDに録音するということを新しい文化として提案し,定着させたい」(ソニー)という。たとえば,ラジオで放送される新譜をいち早くMDに録音したり,コンサート情報やプレゼントの応募要領などの情報を録音する。さらに,ラジオ放送の録音は「タイムマシンREC」機能によって,録音開始のボタン操作の最大10秒前にさかのぼって録音できる。価格は11万6000円から。