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 ソニーは,1999年6月22日から米国カリフォルニア州ロサンゼルス市で開催されている民生機器関連技術の学会「1999 International Conference on Consumer Electronics (ICCE)」で,ハード・ディスク装置を使った家庭内ネットワーク向け記録装置について発表した。機器間を結ぶネットワークとしてはIEEE1394の利用を想定する。

 試作した記録装置は8Gバイトのハード・ディスク装置や32Mバイトのバッファ,IEEE1394のインタフェースLSI,バッファ管理用のマイクロプロセサなどから成る。IDE対応のハード・ディスク装置を用いる。内蔵のLSIでIEEE1394用コマンドをIDE用に変換する。IEEE1394のデータ転送速度は400Mビット/秒である。

 映像データや音声データのようにリアルタイム伝送が必要なデータはIsochronousモードで送られてくる。リアルタイム伝送が不要なデータの転送にはAsynchronousモードを使う。ハード・ディスク装置に対するIsochronousモードとAsynchronousモードのデータ・アクセスが競合した場合には,Isochronous転送を優先させるようにした。

 リアルタイム伝送が必要なアクセス要求に関しては,バッファに格納してあるデータが3秒分以下の場合に優先的に処理する。3秒以上の場合はリアルタイム処理の必要のないアクセス要求を実行する。