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 米Philips Semiconductors社の1394 Product Line ManagerのDave Sroka氏は,同社のIEEE1394向けLSIの製品戦略を明らかにした。IEEE1394向けLSIを適用する分野では,特にディジタルAV機器市場を重要視しており,他社に対しては低価格で勝負するという。

 「われわれの親会社であるオランダRoyal Philips Electronics N.V.は,IEEE1394インタフェースをすべてのAV機器に導入していく計画だ。当社は,それら向けの需要を足がかりにしながら,AV機器市場でシェアを高めていきたい」(Dave氏)という。

 同社ではこうした背景から,IEEE1394向けLSIのロードマップを策定している。その一部が明らかになった。
 
 物理層LSIでは,最大データ伝送速度を400Mビット/秒に高めた「PDI1394P21」を開発中である。IEEE1394-1995と P1394aに対応する。ポート数は三つ。1999年第4四半期にサンプル出荷を予定する。同社の従来製品であるP11やP11Aは0.5μmのCMOS 技術で製造していたが,P21以降は0.35μmのCMOS技術を導入する。

 さらに,ポート数を一つか二つにとどめて,低価格にした「PDI1394P23」を2000年中に出荷する。具体的な価格は明らかにしなかったが,「P23は,他社のどの物理層LSIより安い価格に設定する」(Dave氏)と述べた。さらに,最大データ伝送速度を800Mビット/秒に高め,50m以上の長距離伝送も可能なP1394b対応物理層LSIを開発中である。出荷は2000年末~2001年初めになる予定。符号化方式はDS Linkと8B/10Bのバイリンガルにするという。
 
 リンク層LSIでは,まず2000年第1四半期に,DTCP対応の暗号化/復号化回路を集積した「PDI1394L41」をサンプル出荷する。 IEC61883のIsochronousデータを,全二重で送受信できる。MPEGとDV,mLANフォーマットに対応する。さらに2000年第4四半期には,P1394b対応の物理層LSIとのインタフェース回路を集積したリンク層LSIをサンプル出荷する予定だ。