PR

  米LSI Logic Corp.は,同社のIEEE1394市場に向けた戦略を明らかにした。それによると,IEEE1394インタフェース用コアを,同社の「CoreWare」製品群において重要なインタフェースとして位置づけているという。「当社はあくまでもASICメーカである。IEEE1394は,そのなかの高速インタフェース用コアとして重要な位置づけにある」(米LSI Logic Corp.,IEEE1394 Marketing,System Engineering ManagerのMichael A.Winchell氏)。

 とくにソニー・コンピュータエンタテインメントと共同開発している,次世代プレイステーション用の入出力処理LSIを例に挙げ,「このLSIではIEEE1394用コアを集積する。これによって,当社のIEEE1394コアの信頼性がますます高まる」とした。この入出力処理 LSIの詳細に関しては明言を避けた。

 注力している市場としては,ストレージ関連機器やパソコン,ディジタル家電機器を挙げた。なかでも,ストレージ関連機器に関しては「当社の IEEE1394部門の前身は,米Symbios社である。SCSIコントローラLSIや,IEEE1394のネイティブ・ブリッジ用チップ・セットでは強い信頼を勝ち得てきた。こうした経験と信頼があるため,ハード・ディスク装置やDVD-ROM装置などのストレージ関連機器においては,当社のライバル企業は存在しない」(Michael氏)と強気なところを見せた。

 そのうえで,「ハード・ディスク装置メーカでは,IEEE1394の現行のデータ伝送速度である400Mビット/秒では,不満と見ているところがいくつかある。そうしたメーカには,早い段階でP1394bに準拠した800Mビット/秒のコアを提供したい。我々は,Fibre Channelなどで,高速のトランシーバLSI技術を培ってきた。その技術を応用する。

 P1394bの仕様が決まれば,すぐにでも800Mビット/秒に対応したコアを提供する予定だ」という。具体的なコアの大きさや,ライセンス料金などは明らかにしなかったが,1.6Gビット/秒の物理層回路までは, CMOS技術で製造できるため,低価格にできると踏んでいるようだ。
 
 DTCP対応の暗号化/復号化回路を,リンク層回路に集積することに関しては,「1999年の年末には入れる予定。コアとしても提供する」と述べた。