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 富士写真フイルムは,プリンタを一体化したディジタル・スチル・カメラ「FinePix PR 21(通称:プリンカム)」を1999年11月20日に発売する(写真)。230万画素ディジ・カメに,VGA(640×480画素)よりやや少ない画素数のプリンタを内蔵した。価格は9万9800円。撮影した画像をいったん小型メモリ・カード「SmartMedia」に格納し,さらに好きな画像を選んでプリントできる。その際に画像をトリミングしたり,テンプレートを使って加工することもできる。

 「「チェキ」の成功がなかったら,製品化はなかったかもしれない」(富士写真フイルム)。「チェキ」とは,同社が発売するインスタント・カメラである。印刷寸法が62mm×46mmと小さい。つまり,小さい写真が受け入れられることが実証されたからこそ製品化につながったという。

 プリンカムは,プリンタを内蔵するため,筐体や消費電力が大きい。外形寸法は113mm(幅)×127mm(高さ)×60mm(奥行き)。本体質量は550g(電池,SmartMedia,フィルムパック含まない)である。印刷にかかる時間は1枚当たり約35秒。フィルムには「チェキ」と同じインスタント・カメラ向けカラー・フィルムを使う。印刷寸法は62mm×46mm。

 消費電力も大きい。単3のアルカリ乾電池4本使うと,撮影と印刷を繰り返した場合の撮影可能枚数は10枚~20枚である。印刷時の消費電力の割合が大きい。1枚の写真を撮影して印刷する場合,全消費電力の70%前後を印刷時に費やす。

 プリンタ部には,蛍光管の発光を使って書き込む印刷方式を採用した。双葉電子工業の開発品を採用したもよう。プリンタ・ヘッドは,線状に白色発光する蛍光管とR,G,Bのカラー・フィルタから成る。カラー・フィルタを切り換えて3回走査することで画像を書き込む。