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 ソフトウエアDVDプレーヤの「WinDVD」などの開発元である米InterVideo, Inc.は,パソコンで動作するリアルタイムのMPEG2符号化ソフトウエア「WinDVR」を開発し,1999年11月15日から19日に米国ラスベガスで開催される「COMDEX/Fall '99」で展示する(リリース文)。

 テレビ・チューナ機能を備えるビデオ・キャプチャ・ボードを備えているパソコンで動作する。同社によると「ディジタル録画は,テレビとパソコンの技術融合の中核部分。米Replay Networks,Inc.や米TiVo,Inc.が実用化した,ハード・ディスク装置によるタイム・シフト録画装置と同じことができる」という(関連記事)。

 WinDVRに組み込んだソフトウエア符号化モジュールは,720×480画素で30フレーム/秒のフレーム速度のリアルタイム符号化に対応する。さらに,以前に「.AVI」形式などで記録したほかの映像ファイルもMPEG2形式に変換(トランスコード)できる。MMXやSSE,3D-NOW!といった拡張命令セットに対応する。DVDプレーヤの「WinDVD」の機能も盛り込む。なお,同社は同時に,WinDVDの新版である「WinDVD-2K」も COMDEXに出展する。

 MPEG2でハード・ディスク装置にテレビ番組などを録画できるパソコンとしては,すでにソニーのデスクトップ・パソコン「VAIO」や,日立製作所が1999年末に発売する「Prius DECK610M」がある。VAIOは専用LSIでMPEG2符号化を行なうが,Priusはパソコンのマイクロプロセサで動作するソフトウエア(日立はカナダMGI Software Corp.のPureDIVAを採用)による符号化である。録画パソコン用のテレビ・チューナ付きグラフィックス・ボードや,今回のようなリアルタイム符号化用ソフトウエアなどは急速に増えつつある。パソコンがディジタル録画機に変貌する日は近そうだ(関連記事「VTRがなくなる--プロローグ--ポストVTRはパソコンか」