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英Oxford Semiconductor Ltd.(同社の情報はこちら→)は,ATA(AT Attachment)と,IEEE1394のインタフェース変換用ブリッジLSI「OXFW900」を発売する。パソコン用に広く普及しているATAインタフェースを備えた既存の周辺機器にこのLSIを組み込むことで,IEEE1394対応品に仕立てられる。

  OXFW900は,P1394a対応のリンク層回路とATAマネージャ回路,パケットの変換回路,プログラム用メモリ,バッファなどを内蔵する。変換回路は,ORB(Operation Request Block)コプロセサと呼ぶ専用回路とARM7TDMIから成り,SBP-2のプロトコル処理も行なう。物理層回路およびプロトコル変換/処理用のプログラムを格納するROMは外付けする必要がある。 他社製品に比べて,「ブリッジLSIを介したことによる性能劣化がないことが特徴」という。たとえば,ATAに対応したDVD-ROM装置やZip装置などを,このブリッジLSIを介して,IEEE1394に接続して性能を測定したところ,実効的なデータ転送速度はまったく劣化しなかった。ハード・ディスク装置の場合,書き込み時にはATAで11.3Mバイト/秒だったがブリッジLSIを通すと10.5Mバイト/秒にわずかに劣化する。読み出し時は13Mバイト/秒と,性能は変らなかった。

  OXFW900の電源電圧は+3.3V。128ピンTQFPに封止する。1万個購入時の単価は12米ドル。現在はサンプル出荷中で,1999年12月半ばに量産を始める。同社は将来,プロトコル変換用プログラムを格納するフラッシュEEPROMや物理層回路などを集積した品種の開発も予定している。