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 IEEE1394の普及促進団体である1394TA(Trade Association)は,1999年10月6日から開催した「1999年度 第4回定例会合」の「Architecture Working Group」において,Wireless1394の標準化作業を開始した(関連記事はこちら→)。

Wireless1394は,IEEE1394のデータを無線を使って伝送する技術の仕様である。会合では日米欧の参加者から,当初7件のプレゼンテーションの希望表明が寄せられたが,時間に限りがあったため,実際には3件のプレゼンテーションと,質疑応答が行なわれた。今回,講演したのは,オランダRoyal Philips Electronics N.V.,日本のMMAC,NECである。

 Philips社の講演では,欧州の規格化機関であるETSIでのWireless1394への取り組みの現状と,Wireless1394の実現に必要なブリッジ技術への要求仕様などが報告された。MMACは,国内でのWireless1394の討議状況や,郵政省の周波数割当に関する状況などを説明した。NECは,Wireless1394の標準化を実現するために,解決すべき課題や問題点などを指摘した。討議の最後には,議長であるPeter Johansson氏が「今後本格的に討議する作業部会を設置したい」と締めくくった。

 今回は初めての会合であり,課題や問題点の指摘にとどまったかたち。しかし今後は,無線に適した伝送プロトコルへの変更や,使用する周波数帯域の選定などの議論を行なっていくと見られる。