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 USB2.0のデータ転送速度が480Mビット/秒になることが公表されたのを受けて,1394TA(Trade Association)のChairmanであるJames Snider氏は声明を出した。「USB2.0は仕様案が提案されたばかりで,これは第一歩にすぎない。ソフトウエア開発やバグ修正などが終わるまで,少なくとも10カ月から12カ月はかかるはず。

 USBが登場したときは,製品が出るまで4年もかかった。USB2.0の市場が早急に立ち上がるとは,私には思えない」との見解を示した。周辺機器メーカがIEEE1394ではなく,USB2.0の採用に動くのを引き止めようという趣旨から,この声明を出したものと思われる。同氏は,この声明でIEEE1394の現状も報告している。具体的には以下の通り。

(1)2000年に日本で発売されるカメラ一体型VTRの90%にはIEEE1394が装備されるだろう。
(2)2000年末には,パソコンの新製品の1/3がIEEE1394を備えるだろう。
(3)2000年春には,800Mビット/秒のデータ転送速度に対応したLSIの生産も始まる。
(4)今週,フランスで開かれた1394bのワーキング・グループで,高速化/長距離版の規格であるP1394bについて,投票の手続きが始まった。
(5)2000年半ばには,平均的な価格帯のスキャナやプリンタにもIEEE1394が装備されるようになる。
(6)2000年半ばに,約10社からIEEE1394対応のデスクトップ・カメラが発売される。

また同氏は,iMacにもIEEE1394が標準装備されたことや,IEEE1394の特許使用料が機器当たり25米セントになったことなども,IEEE1394にとって追い風になるとしている。

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