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 1999年11月10日から東京ビッグサイトで開催された「マイコンシステム&ツールフェア(MST'99)」で,ソニー・コンピュータエンタテインメント,研究開発本部本部長の岡本伸一氏が基調講演の壇上に立った。SCEは,PS2の開発に当たって,コンテンツ開発者からどの程度の性能を要求するか,ヒアリングした。現行のPSは3 次元に近い映像を描画することは可能だが,それをリアルタイムに計算しているわけではない。いまのゲームの映像をリアルタイムに生成するには,現行プレイステーションの1万8000倍が必要なことがわかったという。

 2000年3月に発売されるプレイステーション2(PS2)では,現行プレイステーションの300倍の性能を実現できた。つまり,当初,コンテンツ開発者からの要求には遠く及ばなかったわけだ。岡本部長は,「まだ道半ばと意識している」と発言したうえで,「次のPS3ではこの目標を実現したい」とする。 SCEは,PS2向けのゲーム開発者に,数年前と同じ質問を尋ねたところ,「あと1000倍あれば十分」という回答があったという。SCEは,数年後に発売予定のプレイステーション3で,「PS2の1000倍の性能を実現したい」(岡本部長)と,早くも先を見据えている。