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 エーアイコーポレーションは,近距離無線データ通信技術「Bluetooth」に向けたミドルウエア「XTENDAccess」の受注を,1999年11月10日から開始した。XTENDAccessは,米 Extended Systems Inc.が開発したミドルウエア。Bluetooth対応機器を開発する際に必要なソフトウエア・スタックなどで構成する。

 機器メーカは,今回のミドルウエアを使用すれば,所望の機器向けのソフトウエア開発期間を短縮できる。格納するのに必要なROMの容量が50Kバイトと小さくすむのが特徴。すでに100万台規模の生産台数が予想される機器を開発するメーカから,受注を獲得していると言う。価格は明らかにしていない。

  同社が提供するのは,HCI,L2CAP,SDP,RFCOMM,Dialling&Control,TCS Binary,OBEX,IrMCなど。これらのプロトコル・スタックの組み合わせを変えることで,Bluetooth Version1.0仕様で規定した12種類の機器仕様(Profile)を実現できる。特定のOSやマイクロプロセサなどには依存しない。 Extended社の子会社であるCounterpoint社が設計を担当した。Counterpoint社は,IrDA用OBEXプロトコルの開発メーカとして知られている。

 今回のXTENDAccessでは,このOBEX用ソフトウエア・スタックを含んでいることを強みとしている。Bluetooth用チップ・セットや送受信モジュールは,多くの場合HCIプロトコルまでのサポートにとどまる。今回のようなミドルウエアの提供が始まったことで,機器メーカのBluetooth対応機器の開発が早まる可能性もある。

  同社では今回のミドルウエアを搭載した機器による実演を,1999年12月7日から米国ロサンゼルスで開催する「Bluetooth Developers Conference」で行なう予定。