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 近距離無線データ通信技術「Bluetooth」の標準化団体であるBluetooth SIG(Special Interest Group)は,最新仕様となるVersion1.0のドラフト版を,SIGのメンバ内に限って公開した。4週間のリクエスト受付期間を経て,1999年7月後半に,正式仕様の第1版として一般公開する予定。

 BluetoothはこれまでVersion0.9仕様が,メンバ内で公開されていた。今回,Version1.0仕様が公開されることで, Bluetooth用送受信モジュールやチップ・セットの製品化が進むとみられる。

 Bluetoothは,スウェーデンEricsson社,米Intel Corp.,米IBM Corp., フィンランドNokia社,東芝の5社が,1998年5月に標準化活動を開始した無線通信技術。Version1.0仕様では,最大データ伝送速度を1Mビット/秒(実効的には721kビット/秒),最大伝送距離を10mとする予定(100mはオプションとして設定される見込み)。

 利用する周波数帯域は,ユーザが無免許で利用できる2.4GHzのISM (Industrial Scientific Medical)帯である。この帯域に,帯域幅1MHzのチャネルを79個設定し,1秒間に1600回チャネルを切り替える周波数ホッピング方式のスペクトラム拡散技術で電波を送受信する。