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 米Mentor Graphics Corp.は,アナログ-ディジタル混在システムLSI向けの設計環境「ADVance platform」を発表した(リリース文)。まず,二つのポイント・ツールとIPコア群を提供する。すなわち,アナ-ディジ混在シミュレータ「ADVance MS」と高周波(RF)回路シミュレータ「ADVance RFIC」,および通信用LSI向けIPコア群「ADVance CommLib」である。

ADVance MSは,同社の子会社米Model Technology, Inc.のHDL論理シミュレータ「ModelSim」とトランジスタ・レベルのアナログ回路シミュレータ「Eldo」をベースにする。ただし,二つの既存シミュレータをバックプレーンでつないだのではなく,既存シミュレータの技術を合せて新規にシングル・カーネルのシミュレータを開発したという。ADVance MSは,今年春に「IEEE1076.1-1999」として標準化されたアナ-ディジ拡張版VHDLの「VHDL-AMS」をサポートする。同社は,米VHDL Internationalが「VHDL-AMS」の発表した際に,対応製品を秋に出すというリリースを出していた(EDA Online関連記事)。今回の発表はそれに基づく。Verilog-AMSについては,標準化が完了しだい対応するという。

ディジタル,アナログ,RFを一つの環境で扱える

ADVance RFICは,Eldoを周波数領域の解析にも対応できるように拡張したもの。Mentor社は,「ディジタル(時間領域解析),アナログ(時間領域解析),RF(周波数領域)解析が一つの環境(ADVance platform)で行なえるのは,今回が初めて」という。

ADVance CommLibは,同社独自言語「HDL-A」で記述していた通信用LSI向けIPコア群「CommLib」をVHDL-AMSに書き換えたものである。第3世代移動電話機やデータ通信向けIPコアを含む。日本国内価格はADVance MSが1280万円で,ADVance RFICが835万円(いずれもノードロック・ライセンス)。

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