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 富士通は,1999年度中間期(4月~9月)の連結決算を発表した(同社資料のトップ・ページ)。DRAM事業の縮小によって,半導体事業全体の業績は改善した。その一方で情報処理事業は2000年問題を目前に控えたサーバの買い控えによって売り上げが低迷した。グループ全体では,売上高が対前年度同期比1.3%増の2兆4443億円,特別損益を除いた経常利益は同2.8%の221億円で,どちらも昨年からほぼ横ばいの結果となった。

 電子デバイス・セグメントは,7月から単月の営業利益が黒字に転じるなど業績が上向いた。DRAM事業を縮小した効果が表れ始めたという。DRAMから振り替えた,携帯電話機向けフラッシュEEPROMや論理ICの売り上げが好調だった。 同セグメントの売上高は同5.8%増の2670億円(セグメント間の内部売り上げを含まず。以下同)。営業損益は4億円の赤字。昨年度の営業損失は434億円だった。

 通信セグメントは,光通信機器や光海底ケーブルなど海外の売り上げが好調だった。同セグメントの売上高は同6.8%増の3465億円。営業利益は同17.8%増の125億円。

 情報処理セグメントの業績は,2000年問題の影響から大型サーバの導入控えがあり,国内および海外ともに低迷した。さらにハード・ディスク装置の低価格競争の影響を受けた。国内のパソコンの売り上げは好調だった。同セグメントの売上高は同6.4%減の7620億円。営業利益は,同55.3%減の187億円だった。