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 NECは,1999年度中間期(4月~9月)の連結決算を発表した(リリース文)。売上高は対前年同期比7.3%増の2兆2675億円。円高による「通信機器」部門の業績悪化が響いて,営業損益は79億円の赤字。昨年度同期は152億円の黒字だった。

 「通信機器」部門は,通信事業者向け通信機器の売り上げ減少や,円高によって原価率が悪化して大幅な減益となった。そのなかでは,NTT移動通信網(NTTドコモ)のiモード対応端末など携帯電話機の売り上げは好調だった。同部門の売上高は同1.7%減の7005億円,営業利益は昨年度同期比79.2%減の114億円にとどまった。

 「電子デバイス」部門の売上高は同3.4%増の4459億円,DRAMの価格下落が影響して,74億円の営業損失を計上した。ただし昨年度同期の損失238億円に比べれば減少した。今期はカラー液晶パネルと電池の売り上げは好調だった。

 「コンピュータその他電子機器」部門は,国内のパソコン事業が好調だった。パソコンの国内販売台数は同10%増,売り上げは4%増を記録した。同部門の売上高は同16.7増の1兆262億円。ただし,昨年度下期から連結した米Packard Bell NEC,Inc.の売り上げを考慮すると,実質の売り上げ増は同3%程度にとどまる。営業利益は同12.6%増の162億円だった。

 同社は,1999年度3月期(1999年4月~2000年3月)の売上高を前年比5%増の5兆円になるとみる。NECホームエレクトロニクスなど関連子会社のリストラ費用として1000億円の特別損失を計上するが,株式や不動産の売却益などで特別利益を計上して,100億円の純利益を見込む。