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 米Advanced Micro Devices,Inc.(AMD社)は2007年7月19日(米国時間),2007年第2四半期(2007年4~6月)の業績を発表した。売上高は,13億7800万米ドルと,直前期(2007年1~3月)比で12%,前年同期比で13%増加した。マイクロプロセサの出荷数が前年同期比で22%,直前期比で38%増加したことが売上高増に貢献した。売上高から売上原価を引いた粗利益は4億6100万米ドルで,34%の粗利益率だった。営業面では2006年上半期までの好調さを取り戻しつつある。

 ただし,AMD社は研究開発費に4億7500万米ドル,マーケティングなどの費用に3億6500万米ドル,買収した企業の減価償却や統合費用に7800万米ドルなどを計上している。これらを粗利益から引いた営業損失は,4億5700万米ドル。米Spansion社関連の支出なども含めた純損失は,6億米ドルとなった。これは,直前期の6億1100万米ドルの純損失に比べて若干改善しただけである(関連記事)。

 今回,マイクロプロセサの出荷数が増えたのは,東芝がAMD社のマイクロプロセサおよびチップセットをノート・パソコンに採用したこと(関連記事),さらに台湾Acer社,米Dell社,ドイツFujitsu-Siemens社,米Hewlett-Packard(HP)社などがAMD社のマイクロプロセサを用いるパソコンやサーバー機の製品ラインアップを増やしたことなどによる。ただし,マイクロプロセサの単価はIntel社などとの競争から下がり続けており,出荷増の売り上げでの貢献は直前期比で20%増に留まった。

 このほか,2007年第2四半期のグラフィックスLSI部門の売り上げは1億9500万米ドルで,直前期とほぼ同額。家電部門の売り上げは8500万米ドルで,直前期比で28%のマイナスだった。これは,デジタルTV向けのプロセサの売り上げが伸びた一方で,携帯端末の出荷が振るわなかったためという。

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