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 JSRは2007年7月23日,平成20年3月期第1四半期(2007年4月~6月)の決算を発表した。連結,単独ともに前年同期に比べ増収増益を達成した。半導体材料の好調が原動力になった。ただ,石油化学事業は原料価格の高騰により苦戦を強いられており,「増益と言っても微増の厳しい決算」(春木二生専務取締役)になった。

 連結では,売上高969億6900万円(前年同期比10.5%増),営業利益132億7400万円(同5.8%増),経常利益146億4500万円(同14.3%増),純利益87億6300万円(同7.7%増)。経常利益と営業利益の差は,主に円安による為替差益である。単独では,売上高686億4800万円(同16.3%増),営業利益118億5500万円(同31.9%増),経常利益144億3300万円(同31.1%),純利益95億2700万円(同24.5%増)となった。

 半導体材料は好調で,需要がおう盛であることから,今後も好調が続く見込みだという。一方,フラットパネル・ディスプレイ材料は,液晶ディスプレイ材料の売り上げが伸びたものの,PDP材料が不振で,液晶ディスプレイ材料の好調を相殺した。PDPの市場自体,液晶ディスプレイに取って代わられつつあるが,そのPDP市場の中でも同社が採用している方式がマイナーである点が不振の理由。PDPテレビの大手である松下電器産業や韓国Samsungはペースト方式を採用しているが,同社のPDP材料はフィルム方式を採用しているという。

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