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 JSRと日本ミクロコーティングは2007年7月23日,Liイオンを利用したキャパシタ「リチウムイオンキャパシタ」の事業を共同で運営する契約を締結した。8月1日に折半出資の合弁会社「JMエナジー」を設立する。キャパシタには,瞬間的に大きなエネルギーを蓄えて放出でき,充放電サイクル寿命が極めて長いという特徴がある。このため,自動車,電源・電力,太陽光発電,風力発電,産業機械など幅広い分野での応用が期待されている。

 新会社が取り組むリチウムイオンキャパシタ技術は,従来の電気二重層キャパシタを体積当たりのエネルギー密度,定格電圧で上回っているという。このため,大容量化やコンパクト化が可能としている。また,過酷な条件下でも電極と電解液の反応が起こりにくく,安全性が高いという特徴を持つ。

 新会社は当初,日本ミクロコーティングが東京都昭島市に持つリチウムイオンキャパシタのパイロット・プラントを利用し,商業生産を目指した検討を行う。その後,山梨県北杜市に商業生産工場(山梨工場)を建設し,2008年夏に生産を開始する予定。生産能力は,年間30万セルから順次増強し,2010年には200万セルまで高める計画だ。