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リモコン型の開発/評価ボードに実装した無線送受信IC
リモコン型の開発/評価ボードに実装した無線送受信IC
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 ノルウェーNordic Semiconductor社は,待機時消費電力が数百nAと極めて低い無線送受信ICを開発,2007年7月18日~20日に開催した「ワイヤレスジャパン2007」で出展した。腕時計や健診機器など各種携帯機器への組み込みのほか,テレビやAV機器のリモコンへの搭載を目指す。

 出展したのは2.4GHz帯のRFトランシーバIC「nRF24L01」。データ伝送速度は最大2Mビット/秒で,最大出力は0dBmである。0dBm出力時の消費電流が11mA(電源電圧は1.9V),スタンバイ時が32μA,ディープ・スリープ時には400nAまで落とせるという。既に無線マウスや無線キーボードなどで利用されている。20ピンで4mm角のQFNに封止する。

 Nordic社は,こうした低消費電力型無線ICを多数手掛けているが,これまでは無線マウスや時計などへの用途が中心だった。今後はテレビのリモコンなどへの搭載を目指していく。「今後間違いなく,RFリモコンが利用される場面は多くなってくる。送受信ICの消費電力低減も進んできた。コストに関しても,無線マウスや無線キーボードの市場が拡大することにより,出荷量が増大し,量産効果で低減が見込めるようになってきた」(Nordic社)。

 Nordic社は,RFリモコンが今後注目される理由として,1)任天堂のWiiリモコンなど,無線を使ったリモコンによる入力の楽しさをユーザーが認知し始めたこと,2)リビング・ルームへの設置を想定したテレビ機能内蔵のパソコンが増える中,無線マウスや無線キーボードと同様の使い勝手がリモコンにも求められつつあること,3)待機時消費電力が数百nAレベルの無線送受信ICが実現可能になったことで,乾電池での駆動時間増大など無線リモコンを実現した際の有用性が増してきたこと,などを挙げている。なお同社は,日本の機器メーカーへの働きかけを強める狙いから,このほど日本事務所も設立した。日本のテレビ・メーカーや,リモコンの開発メーカーとの協業を目指す。

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