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 米Cadence Design Systems, Inc.は,IPコア・ライブラリの構築サービス事業を始めると発表した(リリース)。同時に,同事業の最初の顧客である沖電気工業にIPコア・ライブラリを構築し,納入したことも明らかにした。今回の例では,IPコア自体は,沖電気が作成している。

 Cadence社は,それを円滑に再利用するためのインフラ部分を構築,提供した。このインフラを利用することで,IPコアをインターネット/イントラネット経由で安全に引き出したり,1個のIP当たりに複数のビューをもたせたり,IPコアが所定の基準(たとえば,VSIAやRMM)を満たしているかを容易に確かめることができる。また,ユーザごとに,異なるIPコア・カタログを配布することも可能になる。

将来はIPコアの外販も

 沖電気は,現在約100個の回路データをハード・タイプまたはソフト・タイプのIPコアとして,このライブラリに登録している。2000年初めから本格的に運用する。まずは,社内の設計者が利用対象である。「当社のASICの顧客も利用できるようにする」(沖電気 LSI事業部 デバイスビジネスグループ 統括ゼネラルマネージャ(SPA担当)の辻村篤彦氏)。将来はソフトウエア部品もこのライブラリに登録していく予定。

 また,沖電気は,社内で開発したIPコアを社外に単独でも売っていく方針を決めており,将来はIPコア外販ビジネスでも,今回のライブラリを活用していくという。