PR
図◎車載用画像処理LSI「Visconti」。3系統のカメラ入力の並列リアルタイム処理を実現。車両周囲の障害物、レーン検知やドライバーの視線を監視する。
図◎車載用画像処理LSI「Visconti」。3系統のカメラ入力の並列リアルタイム処理を実現。車両周囲の障害物、レーン検知やドライバーの視線を監視する。
[画像のクリックで拡大表示]

 「安全」「快適」「環境」。クルマは、このキーワードを軸に進化が続く。それを支えているのが半導体である。東芝セミコンダクター社も、この三つを中心に半導体ビジネスを展開する。ホンダ「レジェンド」の「インテリジェント・ナイトビジョンシステム」に採用された「Visconti」(図)や、現在、開発が進む統合インパネに使われる「Capricorn」が典型的な例といえる。東芝のシステムLSI事業を率いる同社執行役常務セミコンダクター社副社長大井田義夫氏は、そうした製品に応用される民生技術「音、画像認識も含めた映像分野」が東芝のブランドを高めるキー・ポイントだと強調する。

 クルマをめぐる大きなキーワードの一つとして安全がありますが、その観点からの電子化をどのように捉えていますか。

 安全という意味では、今後、人間をアシストするような考え方が重要になってきます。特に、レーダーなどを使って運転者から見えないところの危険を検知し、運転者に知らせるようなシステムが重要になってきます。そうしたシステムをサポートする半導体も開発したいと考えています。

 人間の五感に関わる機能をいかにサポートするかという点では、ハードウエアは大きく進歩しました。問題はソフトウエアの方です。電子制御といっても、マイコンを使ったソフトウエアによる制御になります。この分野で東芝は、エアバッグやブレーキなどの制御にかかわる半導体を供給しています。

 そのほか、どのようなところで電子化が進むとお考えですか。

 電子化が大きく進んでいる部品としてフロント・パネルがあります。メカニカルな制御から電子制御に変わりました。見かけ上はメカニカルなメータが動いていますが、その裏ではマイコンやDSPがそのメータを制御しています。

 東芝では現在、インパネの統合化を進めています。スピードメータ、タコメータ、ナビゲーションを一つのインパネに表示します。それを実現するには、より性能の高いプロセサが必要になります。このほかにも最近では、省エネなどを目的にライトがLEDに変わってきています。東芝のLEDは車のストップランプに使われています。まだ赤が中心ですが、国内で手広くビジネスを展開しています。

(この記事の詳細はこちら