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 米Sun Microsystems, Inc.は,セットトップ・ボックスやテレビ受像機,携帯型情報機器などへの搭載に向けたJava実行環境の新版「PersonalJava3.0」の出荷を開始した。

グラフィックス描画用のクラス・ライブラリであるPersonal AWT(Abstract Window Toolkit)の組み込み機器への移植を容易にするために,「Truffle Graphical Toolkit」と呼ぶJava言語で記述したドライバ・ソフトウエアを用意した。

 Personal AWTの基であるAWTは,WindowsやMotifといったパソコンやワークステーション向けのウインドウ環境での利用を前提としている。このため,これまではPersonal AWTを組み込み機器に移植するために,これらのウインドウ環境をエミュレートするドライバ・ソフトウエアを独自開発する必要があった。ただし, Truffle Graphical ToolkitはJava言語で記述してあることから,「描画性能に影響が出るかもしれない」(組み込み機器メーカの技術者)という声もある。 PersonalJava3.0は,1998年12月にSun社が発表した「Community Source License」と呼ぶ方式でライセンスする。つまりソース・コードを無料で公開する。機器メーカが製品に実装する際には,これまで通りロイヤリティを徴収する。

 このほかSun社はページャや制御機器などに向けた「EmbeddedJava1.0」の出荷も始めた。