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 BSディジタル放送におけるデータ放送仕様の議論が大詰めを迎えている。放送業界は,MHEG-5(Multimedia and Hypermedia Experts Group part5)を推しているが,通信・コンピュータ業界はHTML(XMLを含む)を推しており激しく対立している。郵政省は,HTMLを強く支持しているもようで,最終的な結論がまだ出ていない。

 両者の激突の場となっているのが,電気通信技術審議会デジタル放送システム委員会の中のアドホック委員会。このアドホック委員会は,対立する意見を調整するために,1998年末に設置された。1999年3月中に電気通信技術審議会として最終結果を報告するためには,もうギリギリのタイミングになっており,先週金曜日(1999年1月22日)のアドホック委員会会合で,最終結果がまとまると見られていたが結局は見送られた。1999年1月 29日に,もう一度協議することになった。

 「まずMHEGを採用し,将来的に高機能仕様としてHTMLを追加する,というのが落としどころと想定していた。しかし,1月22日の会合でも結論がでなかったところををみると,郵政省はMHEGの採用に本気で反対しているようだ」(ある放送関係者)。MHEGが日本のデータ放送方式として生き残るか,正念場に立たされたかっこうだ。