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 富士通は2007年7月26日,2007年度第1四半期(2007年4~6月)の連結決算を発表した。LSIと電子部品を含む「デバイスソリューション」は,売上高が前年同期比5.1%増の1890億円だったが,営業損益は前年同期から150億円減である36億円の損失になった。基盤ロジックLSIの需要が振るわなかった影響が大きいという。

 先端ロジックLSI事業は,三重工場第1棟で90nmプロセスの生産能力を増強した効果により増収だった。ただ,基盤ロジックLSI事業が不振だったため,先端ロジックLSIの減価償却費と開発費の増加を吸収しきれなかった。同社代表取締役副社長(CFO)の小倉正道氏によると,前年同期は基盤ロジックLSIは好調だったが,次の四半期から不振に陥っており,今もそれが続いているという。小倉氏は「期初には『基盤ロジックLSIはもう少し回復するかな』と思っていたが,需要の回復は2007年末商戦を見込んだものになっており,第1四半期ではまだ回復が見られなかった。2007年度下期からの回復になるだろう」と語った。

 なお,全体の連結決算は,売上高1兆1668億円(前年同期比5.8%増),営業利益29億4700万円(同79.8%減),経常利益34億7800万円(同45.1%減)で,当期純利益は147億8000万円の損失だった。損失は,会計方針の変更により特別損失を計上した影響によるもので,従来の会計処理では当期純利益は6億円の利益になるという。

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