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 仮想化ソフトウエア大手の米VMWare,Inc.は,米Cisco Systems,Inc.がVMWare社の株式1億5000万米ドル分を,VMWare社の親会社である米EMC Corpの保有株から買い取ることになったと発表した。これによって,Cisco社はVMWare社の株式の1.6%を握ることになる。議決権という点では1%分に満たないものの,両社は,Cisco社から役員一人を受け入れることで合意したという。

 Cisco社は,最近「ネットワークの仮想化」に注力している。仮想化とは,「抽象化レイヤ」を導入して,サーバー機など資源を,そのハードウエア構成の制約に縛られることなく論理的に分割や統合ができるようにする技術。ネットワークでは,従来からLANセグメントを仮想化する「VLAN(virtual LAN)」という技術が用いられている。Cisco社が現在注力しているネットワークの仮想化は,仮想化する資源の対象が,Ethernetの帯域やIPルーターの処理能力などにまで広がっている。