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 三菱自動車工業は2007年4月~6月の連結業績を発表した。売上高は前年同期比30.4%増の6307億9400万円と大幅に伸長。前年同期は67億円超の赤字だった営業損益も60億円の黒字に転じた。純損失も前年同期からは70億円程度の改善となる82億2900万円だった。海外市場で自動車の販売台数が伸びたことに加えて,円安の効果が大きかった。

 自動車の販売台数は前年同期比14%増の33万4000台だった。日本では市場全体の需要が減退していることもあり,同11%減の4万6000台にとどまったが,海外市場の売り上げが好調だった。北米では2007年3月に投入したセダン「ランサー」の好調な立ち上がりを受けて同22%増の5万2000台。欧州ではウクライナで販売台数が倍増するなどにより,同12%増の8万台となった。アジアおよびその他地域では中国での拡販やインドネシア市場の回復などにより,同22%増の15万6000台を売り上げた。

 2007年7月16日の新潟県中越沖地震で部品仕入先のリケンが被災したことによる影響は約1万台の減産という。主力工場の水島製作所(岡山県倉敷市)は7月20日~同24日,名古屋製作所(愛知県岡崎市)と関連会社のパジェロ製造(岐阜県加茂郡)は同21日~24日,操業を停止した。リケンの製造ラインは今なお復旧の途中で,部品供給状況も「一部は綱渡りの状態」(三菱自動車の広報)という。三菱自動車では今回の減産分について「年度末(2008年3月)までに時間をかけて取り戻したい」としている。

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