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カナダPhilsar Semiconductor Inc.は,Bluetooth向けLSIを,開発者向け会議の前日から始まった「Exhibition」で公開した(写真)。公開したのは, RFトランシーバLSI「PH2401」。2000年第1四半期からのサンプル出荷を予定する。特徴は、+1.8Vまたは+1.2Vでの動作が可能なこと。一般的な+3.0V動作品に比べ,1/2程度の低消費電力化が可能になるという。低電圧のため,1セルのNi水素2次電池で駆動できる。

 2次電池の重量を少なくできることを強みに、ワイアレス・ヘッドホンなどへの搭載を目指す。

 低電圧駆動を可能にしたのは,受信回路部のフィルタやAGCアンプを高速で駆動するアーキテクチャを採用したため。高速化の理由は「特許申請中のため公表できない」(カナダPhilsar社)とする。いくつかの半導体メーカは,欧州のコードレス電話規格であるDECTと同一のアーキテクチャを採用しているが,Philsar社は独自に低電圧向けに開発した。送信部のスペクトラム拡散変調回路は,一般的なオープン・ループではなくクローズド・ループを採用し,外付け部品を削減できる。

 1次変調のGFSK(Gaussian Frequency Shift Keying)用フィルタは, 2値変調でなく4値変調にし,最大データ伝送速度を2Mビット/秒に高めている。2Mビット/秒版の規格に関する議論はまだ始まっいないが,それを先取りした形である。米IBM Corp.のSiGe技術を使って製造する。2000年4月には,月産10万個以上の生産体制が整うという。サンプル価格は5米ドル。国内連絡先は,ジャフコ グローバル投資グループの菅谷氏(03-5223-7526)。