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  オランダRoyal Philips Electronics N.V.,ソニー,東芝,スウェーデンEricsson社,フィンランドNokia社の5社は,近距離無線データ通信技術「Bluetooth」を使って,高音質のオーディオ・データや動画を伝送するための規格策定に入った。パソコンや携帯電話機,MP3プレーヤ,スピーカなどの間でのデータのやりとりを想定する。

 グループの名称は「Bluetooth Audio/Visual Working Grouo」。1999年第4四半期中に要求仕様をまとめ,2000年第2四半期に正式版仕様とする考えだ。仕様が固まり次第,Bluetooth Version1.0仕様の新たなプロファイル(AVプロファイル)として加える予定。

 Bluetoothを物理レイヤに使用して,MP3データやMPEG4データを伝送する際の,帯域確保や不正コピー防止機能などを規定する。Bluetoothのソフトウエア・スタック(L2CAP)の上に,isochronousデータ転送のためのスタック,セキュリティ確保のためのスタック,そして符号化/復号化のためのスタックを追加する。

1999年12月7日から始まった開発者会議では,Philips社の担当者が,MP3データをBluetoothを使って伝送する実演を行なった。MP3データを格納したノート・パソコンと,スピーカをBluetoothで接続した。ノート・パソコンにはBluetooth用PCMCIAカードを使い,スピーカにはアンプとBluetooth送受信モジュールを内蔵した。

 会場からは,遅延時間の設定など,突っ込んだ質問が相次ぎ,関心の高さを表していた。