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 米Seagate Technology,Inc.は,ハード・ディスク装置(HDD)の面記録密度を16.3Gビット/(インチ)2に高める技術を発表した(発表文:http://www.seagate.com/corp/vpr/releases/areal.shtml)。

 3.5インチ・ディスク1枚の容量に換算すると20Gバイト以上,2.5インチ・ディスク1枚では8~9Gバイトに相当する。これまでの面記録密度増大のトレンドから推測すると,2001年初頭にも製品化されそうだ。

 現行製品で面記録密度が最も高いのは,2.5インチ型のHDD。1999年1月に日立製作所が6.29Gビット/(インチ)2,東芝が6.1Gビット/(インチ)2の製品を発表している(ディスク1枚当たりの容量は,いずれも約3.2Gバイト)。実験レベルでは,米国の磁気ヘッド・メーカRead-Rite社が1998年9月に発表した13.5Gビット/(インチ)2が最高だった。

 記録密度を上げるために,ディスクの表面を平滑にし,ヘッドの浮上量を15nmまで下げた。6Gビット/(インチ)2の2.5インチHDDの値(25~30nm)のほぼ半分である。ヘッドはいわゆるGMR(giant magnetoresistive)ヘッドで,媒体にはCo系合金の磁性層を用いた。線記録密度は380kBPI(bits per inch),トラック密度は43kTPI(tracks per inch)。データ転送速度214Mビット/秒で測定したビット誤り率は10-7以下だった。