米Lucent Technologies,Inc.は,近距離無線データ通信技術「Bluetooth」インタフェース用チップ・セットのサンプル出荷を始める。
同社は,1999年12月7日から米国ロサンゼルスで開催した開発者向け会議「Bluetooth Developers Conference」において,モジュール製品の展示を行なっていたが,今回チップ・セットの出荷を正式に発表した。携帯電話機や携帯型情報機器での使用に向ける。
チップ・セットは,RFトランシーバLSI「W7020」と,ベースバンド処理LSI「W7400」の2チップ構成である。W7020は,+2.7V駆動で,サイズが10mm×14mm。W7020とその開発ツールのサンプル出荷はすでに開始中であり,量産出荷は2000年第2四半期になる予定。
W7400は,+1.8V駆動である。マイクロプロセサ・コアにはARM7TDMIを使う。1対多接続とScatternet接続に対応する。サンプル品と開発ツールの出荷は2000年3月から,量産出荷は2000年第3四半期になる予定。