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 全国の「ケータイ」ユーザが,ネットワーク上で展開されるゲームやクイズで競い合う――。

 1999年2月22日から始まるNTTの「iモード」サービス上で,バンダイがネットワーク対戦型のゲーム番組を提供する。新番組の加入者目標数は,「iモードの全加入者の3%」(バンダイ)。NTTドコモは,iモードに関して「今後3年間で1000万加入を目指す」としており,これをベースにすれば 3年後には約30万人が参加することになる計算だ。

第一弾は獲得ポイント競うクイズ

 第一弾としてまず提供するのは,「ドコでも遊べガス」と呼ぶゲーム番組。参加者は,定期的に配信されるクイズに回答し,正解して獲得するポイントで競い合う。

 例えば,「広末涼子さんが早稲田大学の学食で最初に食べるメニューは何?」という設問を用意する。それに対する回答を,1)定食,2)麺類,3)その他――の中から選んでオンライン投票してもらう。結果に従って,正解者はポイントを獲得する。

 獲得するポイントは,正解回答者数によって変わる。つまり,正解者が少なければ「配当」は高くなり,逆に正解者が多ければ配当は少なくなる。クイズを繰り返すことで,参加者は獲得ポイントによってランキングされ,成績上位者には,抽選で賞品が提供されるのが基本ルールだ。参加者は,iモードに加入した上で,ゲーム参加料としてバンダイに月額300円を支払う。参加手続きは,iモード対応の携帯電話機から画面の指示に従って行なう。

無限に拡張できるゲーム機になる

 バンダイが提供するサービスによって,携帯電話機は無限のアプリケーションを備えるゲーム機になる。バンダイは,「iモードという仕組みをうまく使わせてもらった。サーバの内容を変更するだけで,新しいサービスをいくらでも提供できる」とする。サーバで集中管理するメリットはほかにもある。ゲームごとの人気具合を容易に把握できるからだ。参加料の回収をNTTドコモに一任できるのも,バンダイにとっては好都合と言える。

iモードの情報課金が向く

 i モードと同様のサービスは,セルラー電話各社と日本移動通信(IDO)が4月から予定している。ただ,両社はそれぞれ時間課金の回線交換型サービスを使うため,バンダイは当面対応することは考えていないようだ。時間課金の料金体系では,ゲームやクイズを楽しんでいる時間に応じて課金されてしまう。

 一方,iモードは通信量に対して料金が課金される。具体的には,「パケット」と呼ぶ送受信データ単位(最大128バイト)あたり0.3円かかる。1画面あたり2~3円で済む計算となる。大量のデータを送受すれば通話料金が跳ね上がる恐れがあるが,「青天井にならないよう,送信情報量には配慮する」(バンダイ)という。

 NTTドコモは,iモード・サービスの提供にあたり「話すケータイから,使うケータイへ」を掲げている。バンダイの新サービスは,まさに「ケータイを使うサービス」。iモードの早期立ち上げを狙うNTTドコモには大きな援軍になりそうだ。