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 米Cirrus Logic Inc.は,データ転送速度が550Mビット/秒と速いリード・チャネルIC「SH3365」を発売した。ハード・ディスク装置(HDD)に向ける。

 データ転送レートが550Mビット/秒と速いため,既存のHDDに比べて記録容量を大きく,回転数を速くできる。たとえば,3.5インチ型で回転数が5400rpm(revolution per minute)の機種を例に採ると,ディスク1枚当たりの容量を15Gバイトにできる。現行では最大で10Gバイト程度である。

 PRML(Partial-Response-Maximum-Likelihood)方式のリード・チャネル回路に,32ビットのARM プロセサ・コア,Ultra ATA-66またはIEEE 1394に対応するインタフェース制御回路を集積した。

 このほかにHDDメーカ独自のサーボ・ロジック回路,ARM プロセサのプログラム・メモリを集積できるので, SH3365のほかにプリアンプ,モータ駆動IC,バッファ・メモリを組み込めば,HDDの信号処理システムを構築できる。このアーキテクチャは,富士通が2000年に出荷するHDD「XVファミリ」に採用予定である。

 記憶容量の増大に伴う誤りを抑えるため,CC2 PRML アルゴリズムを採用して,雑音の検知能力を高めたという。

 量産開始は2000年第2四半期を予定。0.25μmルールのCMOS技術を用いる。10万個購入時の単価は6米ドルとなる見込みである。