半導体回路技術関連の世界的な学会「IEEE International Solod-State Circuits Confence (ISSCC)」が1999年2月15日から,米国サンフランシスコ市で始まった。午前中の基調講演に続き,午後からは論文発表が始まった。
中でも注目を集めていたのが,アナログ回路技術のセッション。CMOS技術を使って製造したRF帯の増幅回路や,高周波のアナログ・フィルタなどの発表に,会場に入りきらないほど多くの聴衆が集まった。
アナログ回路技術の隣りの会場では,米Intel Corp.のPentiumIIIや米IBM Corp.の汎用大型コンピュータ向けマイクロプロセサなどの発表が行なわれていたが,こちらはあちこちに空席が見られた。