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 Bluetoothインタフェースの高速版に相当する仕様策定が始まった。ワーキング・グループの名称は「Radio2」。

 現行のBluetoothの最大データ伝送速度は1Mビット/秒(実効的には非対称伝送時に721kビット/秒)だが,これを少なくとも2Mビット/秒以上にする。オプションで10Mビット/秒も用意する。ただ,高速版は「あくまでオプショナル・エクステンションにすぎない」(Nokia社)とし,当面はVersion1.0仕様を重視する姿勢を明確にしている。

 仕様策定スケジュールは確定していないが,かなりの時間を要するものと見られる。 Radio2では,「低製造コスト」,「新たなプロファイルへの対応」,「ベースバンド処理部の仕様変更」,「ほかの無線通信方式との相互接続性」,「ハンドオーバー機能」などを議論していくという。