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 米国で開催中の「1999 IEEE Intentional Solid-State Circuits Conference」(ISSCC99)の2日目。午後一番に,ソニー・コンピュータエンタテインメントと東芝による,3次元グラフィックス描画機能や MPEG2復号化機能を強化したマイクロコントローラの発表があった。

 講演論文集では「将来のコンピュータ・エンタテインメント機器向け」としていたが,発表のなかでは「ビデオ・ゲームへの利用を想定する」と明言した。このマイクロコントローラが家庭用ゲーム機に向けたものであることはほぼ間違いないとみてよさそうだ。マイクロコントローラの開発は1996年に着手したという。最初のチップは1998年8月に完成した。

処理性能は5500万ポリゴン/秒

 発表のなかで3次元グラフィックス描画時のジオメトリ演算性能を明らかにした。光源計算などをしない場合に最大5500万ポリゴン/秒に達するという。光源計算やフォグ効果を施した際には3000万ポリゴン/秒になる。主記憶にはDirectRambus仕様のDRAMを採用する。このマイクロコントローラを搭載した機器を製品化するころには,パソコンの主記憶向けDRAMの主流が現在のシンクロナスDRAMからDirectRambus 仕様のDRAMになっていると判断したのが,採用に踏み切った理由のようだ。