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 電子透かしを利用した映像コンテンツの不正コピー防止技術の標準化作業が,事実上一本化した。米IBM Corp.とNEC,日立製作所,パイオニア,ソニーの5社が,電子透かしを使う不正コピー防止技術について提携すると発表したからだ。この5社の集まりを「Galaxy Group」と呼ぶことにした。録画可能なDVDなどのディジタル録画機器に利用する。映像コンテンツに,あらかじめ電子透かし技術を使ってコピー管理情報を埋め込んでおく。ディジタル録画機器を使って録画する際に,その情報を検出することでコピー管理を行なう。

 これまで,ディジタル・コンテンツのコピー防止技術を協議する業界団体CPTWG(Copy Protection Technical Working Group)の下部組織DHSG(Data Hiding Sub Group)で,不正コピー防止のための電子透かし技術を評価してきた。1998年秋には,提案技術は3グループ((1)IBM社とNEC,(2)日立とパイオニア,ソニー,(3)米Digimarc Corp.と米Macrovision Corp.,オランダRoyal Philips Electronics社)に絞られていた。今回,DHSGで技術的評価が高かった(1)のコンピュータ業界グループと,実際に電子透かし技術を機器に組み込む立場である(2)の家電業界グループが提携したことになり,技術は事実上一本化したといえる。

 Galaxy Groupが提案する不正コピー防止技術は今後,DVDのコピー防止技術の管理団体CSS(Contents Scrambling Scheme)の答申機関として1998年12月に設立されたWaRP(Watermark Review Panel)が評価する。その後,CSSの諮問機関である暫定CPAC(Interim Copy Protection Advisory Council)が1999年夏までに標準化する予定。