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 NECは,1998年度の業績予測を,1998年10月時点での予測よりも下方修正した(下表)。

 連結の売上高は,前回予測よりも2000億円減の4兆7000億円とみる。減収の背景には円高や,海外向けの通信機器,国内向けネットワーク機器,メモリ以外の半導体の需要低迷といった事情がある。

 当期純損益は,1500億円の損失を見込む。売り上げ減にともない営業利益が700億円減少すること,米Packard Bell NEC, Inc.(PBN社)のリストラにかかる費用などを考えて前回予測から1150億円減となった。

NECの1998年度連結決算 1999年2月時点での予測 1998年10月時点での予測
売上高(対前年度比) 4兆7000億円(±0%) 4兆9000億円(-4%)
税引前損益 -2200億円 -350億円
当期純損益 -1500億円 -350億円

 単独決算では売上高が3兆6500億円。1500億円の損失となる予定だ。

NECの1998年度単独決算 1999年2月時点での予測 1998年10月時点での予測
売上高(対前年度比) 3兆6500億円(‐10%) 3兆7500億円(‐4%)
税引前損益 30億円 500億円
当期損益 ‐1500億円 300億円

 同社は経営改善のため,2001年までに広範囲なリストラを行なう。関連会社を含めたNECグループ内で,重複・類似する事業の整理統合を進める。不採算部門は整理,分社化,売却などの措置をとる。これにともない,全体の人員の1割に当たる1万5000人を削減する計画だ。

 また,PBN社の再編も進める予定だ(関連記事)。