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社長を退任する金子尚志氏
社長を退任する金子尚志氏
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次期社長になる西垣浩司氏
次期社長になる西垣浩司氏
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次期代表取締役会長になる佐々木元氏
次期代表取締役会長になる佐々木元氏
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 NEC社長の金子尚志(かねこ ひさし)氏は1999年3月26日に辞任し,取締役相談役に退く。後任は現在専務取締役の西垣浩司(にしがき こうじ)氏。同時に,現在代表取締役副社長の佐々木元(ささき はじめ)氏が代表取締役会長に就任する。会長職は前会長の関本忠弘氏が防衛庁関連の事件の責任を取って辞任して以来,空位になっていた。

 金子氏は,1998年10月に関本氏が会長職を退くときに,いったんは辞任を考えたという。しかし,事件の収拾と経営状態の回復,さらにはNECの信頼回復のために社長職にとどまった。しかし,1999年1月14日に経営監査本部ができて事件再発防止の土台ができたこと,経営革新のプランが立ったことを受け,今回辞任を決意したという。「新生NECへの転換を実現するには人心を一新するしかない。そのためには私が社長にとどまっていてはいけないと考えた。引責辞任だとは思っていない」(金子氏)。

 後任の西垣氏は「全力をあげてNECの再建に取り組む。NECはいままで高収益の部門に頼りすぎていた。これからは各部門がきちんと収益を上げるようにしていく」と語った。

 次期会長となる佐々木氏は半導体分野の出身だ。「これまで半導体は国内メーカが主な競争相手だった。いまでは海外メーカが強力なライバル。責任は重いが微力をつくす」と語った。