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 ミノルタは,検出できる明るさのダイナミック・レンジがCCD型固体撮像素子に比べて約1000倍と高いCMOS型固体撮像素子を展示した。

 「用途は車載向けカメラなど。こうした用途では,対向車のヘッド・ランプやトンネルから抜けたときのように,急激に明るくなる場合がある。CCDではダイナミック・レンジが狭いために対応しきれない」(説明員)という。画素数は320×220。1/2インチ光学系に対応する。0.5μmルールのCMOS技術で製造した。

 ダイナミック・レンジを広げられたのは,各画素に対数変換回路を設けたためだ。この回路で,入力光量に応じて発生した電子の積分値を対数変換する。各画素に回路を設けた理由は,変換に要する時間がかかるためだ。「変換にはmsオーダの時間が必要。このため一つの回路で一括して変換する方法や,1ライン分を一つの回路で変換するような手法は採用できなかった」(説明員)という。

 2000年夏から量産を始める計画。なおチップの設計はミノルタ,製造はロームが担当した。