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 労働省,文部省を主務官庁とする財団法人,高度映像情報センター(Advanced Visual Communication Center,AVCC)は,1999年2月25日~26日に開催した生涯学習施設・公共図書館のネットワーク化などについて話し合う全国規模の大会「ネットワークフォーラム in 京都」のインターネット生中継で,規格化が間近に迫った「MPEG4」を使う実験を行なった(関連ページ)。MPEG4規格の草案は1998年12月に決まった。早ければ1999年4月には国際標準として正式に規格化される予定。規格化に先立ち,すでに一部で実用化実験や製品化が進んでいるものの,インターネットの生中継に使ったのは今回が初めてという。

 視聴用の端末ソフトウエアは,松下電器産業が開発した「MPEG4Objectプレイヤ Version 1.0 日本語版」である(http://rvsv5.nettv.ne.jp/mdc/mpeg4object/からダウンロード可能)。MPEG4Objectは,MPEG4規格案に基づいたAV配信システムという。MPEG4ビデオと,MPEG4 TwinVQオーディオを用いた。なお,リアルタイム符号化を行なうために,MPEG4の一つの特徴であるオブジェクト符号化は実施していないもよう。画像から適切なオブジェクト群を切り出して個別にデータ圧縮する処理の計算量は膨大で,現在はリアルタイム処理するのが難しい。

 生中継時のデータ転送速度は50kビット/秒だった。端末ソフトウエア動作させるパソコンとしては,動作周波数166MHzの Pentiumプロセサ以上を搭載し,主記憶32Mバイト以上,動作OSはWindows 95,同98,同NT4.0 (Service Pack 3.0以上)である。DirectSound対応サウンド・ボードと,Internet Explorer 3.0以上、DirectX3.0以上を組み込んであることが必要。