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 米Ford Motor Co.の社内分社であるVisteon Automotive Systemsは,インスツルメンツ・パネル向けの多機能ディスプレイ「RPID(リピッド:Reconfigurable Projected Image Display)を発表した。米Texas Instruments社が開発したDMD(Digital Micro Devices)と呼ぶデバイスを用いる。

 このディスプレイは,すでに1999年3月に開催された米自動車技術会SAEの展示会で公開している。ただし,「実用化の時期は未定」(ビステオン アジアパシフィック)という。

 DMDは,2cm×3cm程度のSi基板上に作り込んだ多数の微少なミラー(全部で48万個)をそれぞれ駆動することによって光源からの光を反射させ,映像を作り出す。光の利用効率が現行のTFT液晶パネルに比べて高いことが特徴。すでに数社がTI社からこの技術を導入し,プロジェクタとして実用化している。

 今回,Visteon社はTI社と共同で,車のインパネ向けDMDを開発した。DMDをインパネの裏側に搭載,背面投射型プロジェクタのようにしてインパネ表面に画像を映し出す。搭載するDMDは1枚。インパネ画面はハンドルに取り付けたスイッチを操作することで,さまざまなデザインに切り替えることができる。

 さらに,Visteon社は自社のホームページに最新のインパネ向け画面デザインを掲載する計画。ユーザはここから好みのデザインをダウンロードし,それらをインパネ画面として採用することが可能。