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 米Microsoft Corp.は,1999年末までに組み込み機器用OS「Windows CE 2.11」のソース・コードを有償で公開する。同社がWindowsのソース・コードを一般に公開するのは初めて。

 組み込み機器用リアルタイムOSは,ソース・コードがユーザに対して有償公開されていることが多い。Windows CEについても,ソース・コードを参照したいという機器メーカの要求が高まってきたため公開に踏み切った。

 ただし,ソース・コードはあくまでも参照用と位置付け,改変は認めない。Microsoft社は「機器メーカがOSを改変したために誤動作が起きても責任を取れない」ことを理由とする。なおWindows CE 2.11以降のソース・コードの公開は,それぞれのバージョンの出荷開始後に検討する。