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 ソニー・コンピュータエンタテインメントは,次世代のプレイステーションに関する発表会で,ゲームなどのタイトルの開発環境について明らかにした。

 デバガやコンパイラなどの開発環境は,次世代プレイステーションの評価ボードと接続したパソコン上で動く。OSにはLinuxを採用した。評価ボード上のマイクロコントローラと入出力処理LSIでは,それぞれ別のカーネルとライブラリを実装する。プログラムの記述用にC言語とC++言語のコンパイラを用意する。ただし,マイクロコントローラが内蔵するコプロセサにはカーネルを用意しない。

 プログラム開発にはアセンブラを使う。1999年夏には,評価ボードをパソコン内部に組み込む予定。

 開発環境の充実をねらって,開発ツール・メーカやミドルウエア・メーカ向けに技術情報を提供するライセンス形態を新たに用意する。