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 米Microsoft Corp.は,インターネットを介した音楽や映像の配信を実現するソフトウエア群「Windows Media Technologies 4.0」のベータ版の配布を始めた。配信用コンテンツの作成ソフトウエアと,配信サーバ・ソフトウエア,再生ソフトウエアなどから成る。これを使うことで,たとえば音楽配信事業者がWWWサーバに蓄積した配信用コンテンツを,ユーザがダウンロードして再生したり,リアルタイムに配信/再生することができる。 今回のソフトウエア出荷開始を受け,米Audible.com社や米Rykodisc社など20の音楽サイトや独立系のレコード会社が,このソフトウエアを利用したインターネット音楽配信を開始する方針を明らかにした。こういった配信事業を始める場合には,コンテンツの著作権を管理するシステムが必要になる。Microsoft社は,この仕組みを用意するために,米Reciprocal社と提携した。Reciprocal社が今回のソフトウエアを利用した著作権管理システムを構築する。

 Windows Media Technologies 4.0には,新開発の圧縮技術や著作権管理技術を盛り込んだ。配信用音楽コンテンツの作成には,Microsoft社が開発した「MS Audio」と呼ぶ圧縮技術を用いる。MS Audioは,データ転送速度28.8kビット/秒のときFMラジオ放送並みの音質を,同64kビット/秒でCD並みの音質を実現するという。配信用映像コンテンツの作成には,「MPEG-4 v3」と呼ぶ圧縮技術を採用する。Microsoft社が,国際標準の圧縮技術MPEG4の仕様に基づいて符号化/復号化ソフトウエアを実装した。10kビット/秒~10Mビット/秒のデータ速度に圧縮できる。ディジタル著作権の管理には,「Windows Media Rights Manager」と呼ぶソフトウエアを使う。配信用コンテンツの暗号化や,コンテンツの利用回数などを管理する機能をもつ。たとえば,「ペイ・パー・ビュー」方式のサービスが可能になる。