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 日本ガートナーグループ(本社:東京都目黒区)は99年4月28日,日本国内のUNIXサーバー機とPCサーバー機の99年出荷実績と99年予測を発表した。98年の出荷実績(台数ベース)は,UNIXサーバーが前年比1.2%増の3万2274台,PCサーバーが同14.6%増の19万6358台となった。UNIXサーバーとPCサーバーのいずれも,97年実績の伸び率を下回った。

 日本ガートナーは,PCサーバー機の国内市場はある程度の規模に達しつつあり,今後は50%を超えるような高成長とはならいないとしている。99年出荷(台数ベース)は,UNIXサーバーが前年比3.8%増の3万3493台,PCサーバーが同12.2%増の22万314台と予測した。

99年も大きな伸びは見込めず

 金額ベース実績では,UNIX サーバーが前年比7.3%増の2115億8000万円,PCサーバーが同1.2%減の1630億7000万円となった。PCサーバーが金額ベースで前年実績を下回ったのは,デルコンピュータ(本社:川崎市)などの低価格PCサーバー登場に,コンパックコンピュータ(本社:東京都品川区),日本ヒューレット・パッカード(本社:東京都杉並区,日本HP),富士通,NECなどPCサーバー大手が追従したため。

 UNIXサーバーは,金額ベースの成長が台数ベースの成長を上回っており,ハイエンド・サーバー機としての位置づけをより明確にしつつある。PCサー バー・メーカー各社は,インテルが98年6月に発売したPentium II Xeon搭載機をハイエンド・サーバー機として市場投入したものの,UNIXサーバーのポジションを切り崩せずにいるのが現状だ。  日本サン・マイクロシステムズ(本社:東京都世田谷区)などミッドレンジ以下の機種を強化するメーカーの動きもあり,99年のUNIXサーバーは低価格機種の出荷が伸びると予測。PCサーバーは,(1)Windows NT 4.0の次期バー ジョンにあたるWindows 2000の年内出荷の見通しが立っていない,(2)Linuxの話題性は需要増に直結しない,(3)流通業界での導入が一段落した---などの理由により,98年実績を若干下回ると予測した。

UNIXサーバーは大手メーカーの寡占化が進行

 メーカー別の市場シェアを見ると,UNIXサーバーでは,日本HPと日本サンの2社による市場寡占化が,いっそう進んでいる。台数/金額ベースいずれも,2社の合計で過半数を超えるシェアとなった。台数ベースのトップシェアは,97年実績と同じ日本サンで,前年比9.8ポイント増の35.3%。次いで順に,日本HPの15.4%,NECの12.6%,日本IBMの11.7%,富士通の11.0%と続く。

 金額ベースでは,ハイエンド・サーバー機を中心に,台数ベースでもシェアを拡大した日本HPがトップに立った。前年比6ポイント増の28.0%。2位は日本サンの24.6%,3位が日本IBMの14.5%,4位がNECの9.4%,5位が富士通の7. 7%となる。

 PC サーバーは,台数/金額ベースともNECがトップ。日本DECを買収したコンパックは,台数ベースで97年実績の第4位から,98年実績は第2位に浮上した。台数ベースのシェアは1位から順に,NECが28.9%,コンパックが14.7%,富士通が14.6%,日本IBMが14.2%,日立製作所が7.5%となった。金額ベースでは順に,NECが30.8%,富士通が13.9%,12.6%の同率で日本IBMとコンパック,日立が9.9%となった。