PR

 米国の5大レコード会社の一角であるUniversal Music Group社は,インターネットを利用した音楽コンテンツのオンライン配信(音楽配信)の実験を開始することを明らかにした。同社が始めるのは一般消費者に配信する実験で,開始時期は1999年末を見込んでいるという。

 実験の実現に向けて同社は,ディジタル・コンテンツの配信技術を開発する米InterTrust Technology社と提携した。InterTrust社の著作権管理技術や,InterTrust社が運営する,コンテンツの利用状況を管理する機関(クリアリング・ハウス)などを利用する。Universal社は,米IBM社の著作権管理技術を利用した音楽配信実験「マディソン計画」にも名を連ねているが,今回の発表ではIBM社やほかの大手レコード会社の名前には触れていない。

 Universal 社は,InterTrust社の技術を携帯型プレーヤやセットトップ・ボックスで利用可能だとしている。このため,インターネットを使った音楽配信実験だけでなく,ディジタル衛星放送やケーブル・テレビ放送を利用した音楽配信まで視野に入れている可能性もある。このほか同社は,DVD関連での利用も検討しているもようで,DVDオーディオやSuper Audio CDなどにも影響を与えることになりそうだ。