PR

 NTT(日本電信電話)が1999年秋から開始予定のADSL試験サービス「ADSLアクセスライン」で使用する,ADSL装置の調達内容が明らかになった。納入メーカはNECと住友電気工業の2社に決まったもよう。2社は,1999年9月までに,ユーザ宅に設置するADSLモデムとスプリッタ,局に設置するDSLAM(digital subscriber line access multiplexer)と局内スプリッタをNTTに納入する。納入台数は未定だが,宅内向けADSLモデムで250台程度とみられる。今回の調達に応募したメーカは15社程度だった。

 両社が納入するモデムの仕様は,最大データ伝送速度が1.5Mビット/秒のITU-T勧告G.lite(G.992.2)。どちらも日本向け付属仕様「AnnexC」に対応している。AnnexCは,国内のISDN回線とADSL回線の干渉(クロストーク)による伝送速度や伝送距離の低減を緩和する方式。両社のADSLモデムはいずれも,米Centillium Technology Corp.のADSLチップ・セットを使用する。Centillium社には,NECと三菱電機が出資している。