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 任天堂は2000年末に発売を予定する次期家庭用ゲーム機(開発コード名:Dolphin)の仕様を一部明らかにした。「当然のことながら,発売時点で他社の家庭用ゲーム機よりも高い3次元グラフィックス描画性能を実現する」(任天堂 製造本部 開発第3部 部長の竹田玄洋氏)。

 PowerPCアーキテクチャのRISC型マイクロプロセサを搭載する。既存の命令セットに加え,3次元グラフィックスの描画性能向上などをねらった専用命令を用意する。動作周波数は400MHz。製造は米IBM Corp.が担当する。0.18μmルールの銅配線技術を使う。「もうすぐ設計が終了する段階にきている」(武田氏)

 グラフィックス描画用に200MHz動作の専用LSIを搭載する。この専用LSIは任天堂と米ArtX社が共同開発している。ArtX 社は,かつて米Silicon Graphics Inc.で現行の「NINTENDO 64」向けのレンダリングLSIを任天堂と共同開発していた20人程度の技術者が,退職して設立したベンチャー企業。任天堂が出資している。 グラフィックスLSIはNECが製造する。製造には0.18μmルールのDRAM混載技術を使う。「マイクロプロセサに比べると開発は遅れている」(武田氏)。