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カラー複合機「PM-T960」。新開発のプリント・ヘッドを搭載している。
カラー複合機「PM-T960」。新開発のプリント・ヘッドを搭載している。
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インク吐出能力2倍のプリント・ヘッドへの改良点。
インク吐出能力2倍のプリント・ヘッドへの改良点。
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 セイコーエプソンは2007年9月20日,インクジェット方式を使ったカラー・プリンター/複合機の2007年秋モデルを発表した。一般消費者向けのカラー・プリンター/複合機が4機種,ビジネス向けのプリンター/複合機が2機種である。いずれの機種も,従来よりもインクの吐出能力を高めて高速化した新規開発のプリント・ヘッドを採用している。

 今回開発したプリント・ヘッドの主な改良点は二つある。一つは,一回当たりに吐出できるインク滴の最大値を従来の7pLから11pLに高めたこと。従来は容量が1.5p~7pLまでのインク滴を吐出できたが,今回のヘッドではそれが1.5p~11pLに広がった。プリント・ヘッドのインク室の容量増大と,圧電素子の変位をインク室に伝える圧力板を大型化することによって,これを実現したという。

 もう一つは,一定時間当たりのインク吐出回数を示す駆動周波数を,従来の45kHzから60kHzに高めた点。プリント・ヘッドのインク流路を新規設計することなどによって実現した。この二つの改良によって,インクの吐出能力は従来比で2倍に向上したという。

 インク吐出能力の向上によって印刷スピードは高速化した。例えば,カラー複合機「PM-A840」の印刷速度は,電子情報技術産業協会(JEITA)が定めたA4判用紙への標準テストパターン(J1)で毎分5.5枚。従来モデルの「PM-A820」の印刷速度は同様の条件で毎分3.7枚だった。L判の写真印刷は,PM-A840が22秒とPM-A820より3秒速くなった。

 また,ビジネス向けカラー・プリンター「PX-V780」は,新規開発のプリント・ヘッドの採用と,2本の黒インクを搭載することで,A4判用紙へのモノクロ印刷で37枚/分と,レーザー・プリンター並みの速度を実現したとしている。

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